第382回定期演奏会

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2025/10/18 (土) 14:00開演 [13:15開場]

◎13時30分より東京シティ・フィルメンバーによるプレ・コンサート

会場:東京オペラシティ コンサートホール

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好評を得た昨シーズンに続いて鈴木秀美が登場!三大チェロ協奏曲のひとつで難曲のシューマン《チェロ協奏曲》を披露するのは日本チェロ界を牽引する山崎伸子。この貴重な共演は見逃せません。

●10月18日(土)12時30分より、第382回定期演奏会の当日券を東京オペラシティ コンサートホール入口の当日券窓口にて全席種販売いたします。当日券の詳細はこちら

●開演前13時30分からは舞台上にて楽団員によるプレ・コンサートを開催いたします♪
ぜひお早目にお越しいただき、お楽しみください。

●ユースチケット(U20、U30)専用ご予約フォームを開設しました。
≪ユースチケット専用ご予約フォーム≫
第382回定期演奏会…【ユースチケット専用フォーム】(ご予約締切:2025年10月14日(火)16:00)
2025年度オータムシーズンより、ユースチケット専用フォーム、東京シティ・フィルチケットサービスからの事前予約は事前精算のみの受付となります。悪しからずご了承ください。

チケット発売

先行発売日
2025年4月25日(金)
(賛助・維持、定期会員)
一般発売日
2025年5月12日(月)

チケット販売は終了しました

東京シティ・フィル チケットサービス 03-5624-4002
(月・水・金11:00〜16:00 ※祝日を除く)

出演

指揮:鈴木 秀美
チェロ:山崎 伸子
Hidemi Suzuki, Conductor
Nobuko Yamazaki,Violoncello

曲目

  • シューマン:劇音楽「マンフレッド」作品115より 序曲

    ドイツ・ロマン派の牽引者シューマンの管弦楽曲を代表する作品。1844年12月、シューマンは長年住んだライプツィヒからドレスデンへ移り、1845〜46年にピアノ協奏曲、交響曲第2番等の名作を完成した。次いで挑んだのが「ファウスト」「ゲノヴェーヴァ」といった劇音楽。「マンフレッド」もその1つで、1848年に作曲された。
     「マンフレッド」は、1817年に発表されたイギリスの詩人バイロン作の劇詩で、恋人を死に追いやった主人公が、人生に悩んでアルプスの山中を彷徨い続けるといった内容を持っている。自らも“悩める人”だったシューマンは、その話に共感し、序曲と、語り手や独唱、合唱を含む15の場面の音楽を創作。序曲は1852年3月にライプツィヒ、全曲は同年6月にヴァイマールで初演されたが、現在ではほぼ序曲のみが演奏されている。
     曲は、物語の描写ではなく、その印象を表現した劇的な音楽で、トランペットをはじめとする金管楽器の重用が際立っている。不安定な導入に始まる序奏では、オーボエが悲痛な主題を奏で、「激情的な速さで」と指示された主部では、序奏の音型を発展させた第1主題と、複数の要素を持つ第2主題(部)を中心に情熱的な展開を遂げる。終盤ではトランペットを中心とした和音的な一節が強い印象を与え、静かに終結する。

    ■楽器編成
    フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、ティンパニ、弦5部
  • シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 作品129

    1850年9月、今度はドレスデンからデュッセルドルフに移ったシューマンが、最初に書いた大作。当時この形態に名作が少ないことが作曲の動機とみられており、10月10日に着手、11月1日に完成された。この後に交響曲第3番「ライン」も続くなど、新たな意欲溢れる時期の作であり、シューマン自身「徹底して快活な作品」、妻クララも「ロマン性、躍動感、清新さ、フモールがある」と述べている。ただし、チェロの技巧難度の高さなどからなかなか演奏されず、チェロ奏者ボックミュールの助言を受けて、1854年に出版されたものの、判明している公的初演は没後の1860年となった。しかしその後は、同ジャンル屈指の傑作との評価を確立し、現在もドヴォルザークの名作に続く存在となっている。
     シューマン自身は「快活」と称したものの、曲により強く漂うのは深い憂愁のロマン。第1楽章冒頭の和音音型が曲全体の核となる点、全3楽章が切れ目なく続く点等が特徴的だ。独奏チェロは、かなり技巧的で同楽器としては高音も際立っているが、全体に単独で前面に出るよりもオーケストラとの調和が重視されている。
     第1楽章……速すぎず。最初にソロで提示される第1主題を中心とした流麗な音楽。ソロはほとんど休みがない。
     第2楽章……ゆっくりと。間奏曲風のヘ長調の緩徐楽章。ソロを主体に歌われる穏やかな音楽で、中間の重音部分が印象深い。
     第3楽章……きわめて生き生きと。活気のあるフィナーレ。第1楽章の第1主題と関連した主題を中心に力強く進行し、熱気を増していく。

    ■楽器編成
    独奏チェロ、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ、弦5部
  • ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」

    1808年に対照的な曲想をもつ第5番「運命」と相前後して作曲され、同年12月ウィーンで同時に初演されたベートーヴェン中期の傑作。
     本作は、当初「田園生活の思い出」、その後「田園交響曲」と名付けられた。これは「運命」とは違って、ベートーヴェン本人の命名。作品には、主に作曲されたウィーン郊外のハイリゲンシュタットの風物が反映されているといわれる。ちなみにそこは当時田舎で、1802年に書かれた「ハイリゲンシュタットの遺書」で抱くイメージとは裏腹に、自然を愛したベートーヴェンお気に入りの地であった。また、第2楽章後半の木管による鳥たちの鳴き声や、第4楽章の雷鳴と嵐など、明確な描写もなされているが、自身は「描写というよりもむしろ感情の表現である」と語っており、その意味では田舎における人間の心象を表した音楽といえるだろう。
     本作は、毎回新機軸を打ち出したベートーヴェンの9つの交響曲の中でも、新たな試みが際立っている。交響曲で通例の4楽章ではなく全5楽章の構成、第3~5楽章が続けて演奏される点、トロンボーンが第4楽章から、ティンパニとピッコロが第4楽章のみ参加するなど、サウンドのピークが終楽章の前に置かれている点、ひいては終楽章がのどかに締めくくられる点など、どれもが当時の交響曲としてはユニークだ。そして何より、内容を示す具体的な言葉が各楽章に記され、それに即した音楽が展開される「標題交響曲」の元祖的存在であることが最大の特徴。これらの要素は、ベルリオーズやリストをはじめとするロマン派の交響曲や交響詩に大きな影響を与えた。
     第1楽章「田舎に着いたときの愉快な感情の目ざめ」……アレグロ・マ・ノン・トロッポ。のんびりした冒頭の主題を中心に運ばれる牧歌的な楽章。
     第2楽章「小川のほとりの情景」……アンダンテ・モルト・モート。タイトル通りの穏やかな音楽。息の長い旋律が歌われ、終盤には、フルートが“夜うぐいす”、オーボエが“うずら”、クラリネットが“かっこう”の鳴き声を模倣する。
     第3楽章「田舎の人々の楽しい集い」……アレグロ。通常の交響曲でいえばスケルツォに当たる楽章。2種類の田舎舞曲が対比される。これ以降の楽章は続けて演奏。
     第4楽章「雷雨、嵐」……アレグロ。短いながらも、後世の作曲家にとりわけ影響を与えた迫真の描写。全楽器が投入される楽章で、特に激しく動く低弦に注目したい。
     第5楽章「牧人の歌、嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」……アレグレット。嵐をやり過ごした喜びを神に感謝する、のどかで幸福感に満ちたフィナーレ。

    ■楽器編成
    フルート2、ピッコロ、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン2、ティンパニ、弦5部
R.Schumann:Manfred, Op. 115: Overture
R.Schumann:Cello Concerto in A minor, Op. 129
L.v.Beethoven:Symphony No. 6 in F Major, Op. 68, "Pastoral"

主催:一般社団法人東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動)) |独立行政法人日本芸術文化振興会

聴きどころ

指揮者 鈴木秀美氏よりメッセージ



チェロ 山崎伸子さんよりメッセージ

チケット

[料金]

  S席 A席 B席 C席
一般 7,000円 6,000円 5,000円 4,000円

※ハンディキャップ割引をご用意しておりますので、ご希望のお客様はお問い合わせください。

定期会員券

お得な料金で、毎回同じ座席でお楽しみいただけます。

シーズン会員券

お得な料金で、毎回同じ座席でお楽しみいただけます。

先行発売日
2025年4月25日(金)
(賛助・維持、定期会員)
一般発売日
2025年5月12日(月)

チケット販売は終了しました

東京シティ・フィル チケットサービス 03-5624-4002
(月・水・金11:00〜16:00 ※祝日を除く)

[摘要割引]

プラチナチケット(60才以上) プラチナチケット(60才以上)
※お取り扱いは東京シティ・フィル、ティアラこうとうの各チケットサービスのみ
S席5,500円 A席:4,500円
U20(小学生以上20歳以下) U20(小学生以上20歳以下)
※お取り扱いは東京シティ・フィル チケットサービスのみ
1,000円(座席指定不可)
U30(21歳以上30歳以下) U30(21歳以上30歳以下)
※お取り扱いは東京シティ・フィル チケットサービスのみ
2,000円(座席指定不可)
江東区民割引 江東区民割引
※お取り扱いは東京シティ・フィル、ティアラこうとうの各チケットサービスのみ
各200円割引

[その他プレイガイド]