ピアノ：川﨑 翔子

東京都江東区出身。都立上野高等学校普通科を経て東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業、同大学大学院修士課程を首席で修了、クロイツァー賞受賞。同大学院にて博士号を取得し、博士課程修了。ミュンヘン国立音楽演劇大学大学院修了。在学中、ロームミュージックファンデーション、本庄国際奨学財団の奨学金を得る。

2011年にポッリーノ国際コンクールで優勝、その他マッサローザ国際コンクール、安川加壽子記念コンクールをはじめとする国内外の数々のコンクールにおいて優勝、入賞。日本音楽コンクール入選。欧州をはじめ、キューバ、韓国でのオーケストラとの共演やリサイタル、リスト生誕地Raidingでの「リスト・フェスティバル」、日本では「東京・春・音楽祭」など音楽祭への出演、レクチャーなど各地で高い評価を得る。ドイツBRバイエルン・ラジオ放送、WDR西ドイツ放送、オーストリア国営放送に出演。「クロイツァーの記憶」、「VISIONS I -Dream- 」、「VISIONS II-Moments-」(Studio N.A.T)の主なCDは「レコード芸術」にて準特選盤に選ばれる等、多くの新聞、音楽雑誌で好評を得る。2013年、新進音楽家を顕彰するために設けられた「グラチア音楽賞」の第一号受賞者。近年では、ドイツと日本各地において学校でのアウトリーチだけでなく、児童養護施設などの場での福祉的な演奏活動も積極的に行なっている。G.ヘンレ出版社、G.Henle Verlagの楽譜アプリ「ヘンレ・ライブラリー」公式プロモーション・マネージャーに任命される。2021年よりピアノ・トリオ「Eldering Ensemble」の公式ピアニストとしてドイツで活動。ミュンヘン国立音楽演劇大学、ルードヴィヒ・マキシミリアン大学（バイエルン州演劇アカデミー併設）にて後進の指導にあたりながら、日本とドイツを拠点に国際的に演奏活動を展開している。